世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


グレンエルギン 18年 スペシャルリリース  18年  54.8%

  • 蒸溜所名: グレンエルギン蒸溜所
  • 地域: スペイサイド
  • ブランド: ディアジオ
  • 価格帯: -181
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:149号

マーク・ニュートンSCORE7.6

香り
バターミルク、まろやかなチェダーチーズ。レモングラスとラベンダー。時間が経つにつれて穏やかなハチミツを思わせる香りがやってきて、盛大なバニラの香りも現れる。フレッシュなフルーツ香も少しあり、草や麦わらの匂いが支配するものの、やや退屈でぼんやりとした印象。
口に含んでも、またバニラ爆弾。鮮やかな柑橘と黒コショウの風味が、ゴールデンシロップのような骨組みを作っている。ハチミツ酒、麦わら、中核にあるモルト由来の風味、シャープな酸味を持つグレープフルーツの風味。
フィニッシュ
バニラ、バニラ、バニラ。甘酸っぱい要素や、麦わらの匂いも伴った後味。
コメント
バニラが大好きな人向け。

ロブ・アランソンSCORE8.0

香り
最初は盛大なフルーツ香。リンゴ、モモ、メロンボール、パイナップルも少し。グラスに盛り付けた缶詰フルーツのサラダのような香り。バニラカスタードとトンカビーンズの香りが少々。刈り入れ直後の大麦畑。
香りで感じたフレーバー構成がほぼそのまま再現され、ステージ中央にはリンゴとモモの風味がある。洋ナシのシードル煮のような印象。オレンジ味の大麦湯を思わせる甘味が突き抜け、その後からさらに強いバニラカスタード風味が台頭する。
フィニッシュ
余韻は長く、例のバニラカスタードを含んだ盛大に甘い後味。
コメント
甘党の方はぜひどうぞ。